きのこちゃん絵日記2

きのこちゃん絵日記リターンズ 〜生息47年目。関節リウマチで休養中。もがく日々の備忘録〜

2007 マイナスの世界

再び…

ネットカフェへ逃亡しておりました。

 

やけに気持ちが落ち着かない日で

あっという間に数時間が経ち…

それから勉強したり本を読んだりが

すごく集中出来たので、

随分長い滞在になっていました。

 

おまけに、見たいTVの事を忘れていたので、

慌てて付けて、

キレの良い場面までしっかり見たりして💧

 

もう帰らないとヤバイと思ったのが

22時。

 

帰りたくない病も発動して、

少しモタモタしていると…

 

この静かなネットカフェと言う空間に

あきらかにテンションの上がった若者たちの声。

この空間には珍しく

騒がしい声が聞こえる。

 

きのこにもね、

ありましたよ。

そんな若々しい

騒々しい時期が。

理解が無いわけではありません。

 

しかし、

あぁ…きのこのような、

生息年数の長いモノが居る時間帯では

ないのかもしれないなぁ…と、

帰りたく無い病をなんとか抑えて、

帰宅する事にしました。

 

23時。

 

外に出ると、

人気が少なく、静か。

足元は雪で真っ白。

 

大きな道路を渡り、

住宅街に入ると、

 

ザク、ザク、ザク、ザク…

 

自分の足音だけが大きく聞こえてくる。

 

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一度立ち止まってみる。

 

静かな住宅街に、

遠くで車が数台走る音。

空にはメインの星が数個見える程度で、

裏通りながらも外灯は明るい。

 

もう一度歩き出す。

 

ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ…

 

自分の足音が、響きわたる。

どうしても消せない。

雪を歩く足音。

 

こういう日は、歩きやすい。

とても、歩きやすい。

 

まつ毛が自分の息で凍るような温度の時は、

氷すら凍る。

全ての水分を吸い付けて凍りつく。

 

こんな時は、歩きやすい。

滑る事が無いから、とても歩きやすいのだ。

 

帰宅して翌日知ったのですが、

その時の温度は、

マイナス14度位だったらしいです。

どうりで歩きやすかったわけだ。

 

 

このマイナスの世界。

 

そんなに嫌いじゃない。

 

 

(しっかり防寒してたからね!)