2007 マイナスの世界
再び…
ネットカフェへ逃亡しておりました。
やけに気持ちが落ち着かない日で
あっという間に数時間が経ち…
それから勉強したり本を読んだりが
すごく集中出来たので、
随分長い滞在になっていました。
おまけに、見たいTVの事を忘れていたので、
慌てて付けて、
キレの良い場面までしっかり見たりして💧
もう帰らないとヤバイと思ったのが
22時。
帰りたくない病も発動して、
少しモタモタしていると…
この静かなネットカフェと言う空間に
あきらかにテンションの上がった若者たちの声。
この空間には珍しく
騒がしい声が聞こえる。
きのこにもね、
ありましたよ。
そんな若々しい
騒々しい時期が。
理解が無いわけではありません。
しかし、
あぁ…きのこのような、
生息年数の長いモノが居る時間帯では
ないのかもしれないなぁ…と、
帰りたく無い病をなんとか抑えて、
帰宅する事にしました。
23時。
外に出ると、
人気が少なく、静か。
足元は雪で真っ白。
大きな道路を渡り、
住宅街に入ると、
ザク、ザク、ザク、ザク…
自分の足音だけが大きく聞こえてくる。
一度立ち止まってみる。
静かな住宅街に、
遠くで車が数台走る音。
空にはメインの星が数個見える程度で、
裏通りながらも外灯は明るい。
もう一度歩き出す。
ザクッ、ザクッ、ザクッ、ザクッ…
自分の足音が、響きわたる。
どうしても消せない。
雪を歩く足音。
こういう日は、歩きやすい。
とても、歩きやすい。
まつ毛が自分の息で凍るような温度の時は、
氷すら凍る。
全ての水分を吸い付けて凍りつく。
こんな時は、歩きやすい。
滑る事が無いから、とても歩きやすいのだ。
帰宅して翌日知ったのですが、
その時の温度は、
マイナス14度位だったらしいです。
どうりで歩きやすかったわけだ。
このマイナスの世界。
そんなに嫌いじゃない。
(しっかり防寒してたからね!)